morilog

東京から鹿児島にIターンした20代男子の日々の記憶や記録、気づきをつづるブログ。

かごしま未来170人会議を終えて

 

久しぶりの更新です。

 

先日1月20日(土)に開催された、

かごしま未来170人会議に運営側として関わらせていただきました。

 

これまで関わってきたイベントの中でも特に印象的な場となったので、

感じたこと、考えたことを忘れないうちに文章にしておきます。

 

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 そもそも「かごしま未来170人会議」って?

2015年からスタートし、2018年で第4回開催を迎えました。

 

*かごしま未来170人会議とは

鹿児島県に「対話」と「挑戦」の協働文化をつくるプロジェクトです。

 

地域にある社会課題が行政・企業・NPOなどのセクターを超えた県民同士の対話によって扱われ、解決のためのアイデアとアクションがその中から自然と湧き起こってくる日常を目指して、その象徴となる場づくりを県内各地で行っています。

 

「いつか誰かが何とかしてくれるはず」という他人任せの生き方や暮らし方ではなく、目の前にある課題を「自分たちの手で解決できる」という感覚は、私たちに豊かさを与えてくれるのではないかと考えます。

 

そして、独りではなく誰かと共に生きる「つながり」の中にこそ、私たちの幸せはあるのではないでしょうか。

 

「かごしま未来170人会議」は、これからの時代の地域コミュニティの在り方を提案します。

 

また当日のイベント構成は、以下通り行われました。

 

1.基調講演

宮崎県日南市・油津商店街の取り組みを、

黒田さん、木藤さん、田鹿さんのお三方からストーリー形式で伺いました。

 

2.プレゼンテーション

170人の参加者を代表して、鹿児島でチャレンジをしている20人のプレゼンターが

自分の根っこにある想い、目指している未来を1分間で参加者に伝える時間でした。

 

3.170人会議(フューチャーセッション)

20人のプレゼンターが深めたいかごしまの未来に対する提言をより深める、

より広める対話(ダイアログ)のセッション。

 

 

170人会議のここが凄い!

 

まずは基調講演

他の機会で田鹿さんや木藤さんから個別で聞いたことがある日南市・油津商店街の

事例でしたが、お三方が揃ってお話をされている機会は今回が初めてとのこと。

 

お三方が揃って登壇されたことで、誰かの目線に限られず、

協働して取り組みを進めてきたことがとてもよく理解することができました。

 

また、進めていく中でどうハードルを越えてきたか?という話では、

足を引っ張られた時にはいい意味で無視をしていくこと(結果を示すこと)や、

何かしらの形で覚悟を決める(リスクを取る)ことが周囲の理解を得ることや

気持ちを動かすことにつながると学ぶことができました。

 

 

そして、代表20人によるプレゼンテーション

大学生のキャリア選択の話から、オルタナティブ教育、スポーツ栄養士、

廃校活用プロジェクト、県産品の海外進出プロジェクト、社会人の社外活動、

循環型農業、ローカルメディアのツボ、土地の力を活かしたガイドなどなど、

多様なチャレンジやテーマがありました。

 

 1分という限られた時間で何を伝えるのか。

 

プレゼンターの方々は、前日も夜遅くまで何を伝えたいのか、どの言葉を残すのか、

非常に困難な作業を経て当日のプレゼンテーションに臨まれていました。

 

大きな差がみられたのは、「これまで何をしてきたのか」ではなく、

 ・どんな想いでやってきて、

 ・これからどんな未来を作りたいのか(目的は何なのか)

 ・その中で自分はどんなことを成し遂げたいのか(どんな手段で進んでいくのか)

語れていた人がより多くの人の共感を得ていたのではないかと感じました。

 

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最後に、170人でのダイアログセッション

私は、県産品の海外進出プロジェクトの推進を考えられている方と

ご一緒させていただき、テーブルファシリテートを担わせていただきました。

 

セッションに参加された方には、イチゴの生産者の方から、

商社を定年されて鹿児島に戻られた方、流通業の社長、梱包材メーカーの社長など

非常に実務面に近しい方がいらして、根本的に撮るべき手段は何なのか?と、

かなり踏み込んだ戦略会議をすることができました。

 

このテーマに限らず、単に若者だけでなく、多世代の交流を通じて、

互いに持っているリソースを提供し合い、現状に対してどんなことが

新たに取り組んでいけるのかを考えることができました。

 

 

また企画全体を通じて言えることで、

ファシリテーショングラフィックのクオリティはとにかくすごい。

 

限られたリソースの中で、これだけのアウトプットを

内製して作ることができる地域は他にあるのでしょうか。。。

(もっともPRできる、誇れることなのかもしれない、、)

 

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プレゼンターのプレゼン内容のグラフィック原稿

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今回のイベント全体のファシリテーショングラフィック

 

改めて学びになったこと。大切にしたいと再認識したこと。

「事実はいったい何なのか?数字で把握することの大切さ。」

これは田鹿さんが取り組まれている、人口動態の均衡化を図るお話しから。

打ち手を金太郎飴方式でやったところで意味はなく、自地域のリソースが何なのかを

事実を把握して進めていくことの大切さと必要性を感じさせられました。

(≒女川データブック

 

「行動の先の結果は何なのか?」

「で、それをやって結果どうなるの?」という素朴だけど重たい問い。

プレゼンのテーマが横並びになったときに感じることがありました。

この問いを投げかけられたときに、回答の主語が「私」だけだと、

いろいろなリソースを引き付けるには限界があるなと感じました。

 

 そのチャレンジは、街の未来にどう繋がっていくのか?

 

街の未来のどこかしらに結びついているからこそ、

より多くの方からの応援に繋がったり、

資金や人的リソースの獲得にも繋がると思いました。

(視座の高い問題意識≒コモンアジェンダの定義をできるかどうか。)

 

地域活性化、地域づくりは結果の話。断じて目的ではない。」

促すべきは適度な新陳代謝を街に起こしていくこと。(≒環境に合った生態系づくり)

適度な新陳代謝が起きているところには面白い出来事や仕事があったり、

これまでにない価値観をつくることにも繋がり、そういったところに

ワクワク感を感じている自分がいるということがより明確になりました。

 

適度な新陳代謝をもう少し詳しく示すと、地域経営の視点で、

1.あらゆる町の要素を数値化(可視化)して、街の現在地を知る。

  (いわゆる財務諸表をつくる)

2.街の流動資産、固定資産の現在価値と将来価値を見越して、

  KPIの設定や資本投入を意思決定する。(やめる、つづける、かえるの意思決定)

3.行政は実行主体ではなく、最大の資金提供者として実行者を支援する。

4.適切なハード・ソフト投資を行政のバックアップに基づき、

  専門人材を有する民間事業者が新たな公共の担い手として

  街に適度な新陳代謝を促していく。

と、こんな考えが頭の中に存在しています。(基本的なPDCAでもあるのですが、、)

(色々な地域に関わらせていただく中で感じています。)

 

 

なぜ、あなたはこの貴重な人生のなかで、その仕事に従事するのか。

限られた時間の中で、やるからには自分のやりたいことを。

かつ、社会との共通項である領域に未来や面白味があると信じています。 

 

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

今回で第4回開催となった170人会議。

 

私自身は今回が初めての参加でしたが、

これまで大切にしてきていたものを着々と積み上げて、

来年以降の更なる進化を感じさせる場であったんじゃないかなと思います。

 

またきっと来年はもっとすごい場になっていることを楽しみに、

自分の現場でもできること・やれることに向き合っていきたいなと思いました。

 

未熟ながらも、この場にスタッフとして関わらせてもらえたことに大変感謝です。

本当にありがとうございました。

 

それでは今日はこの辺で。

 

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