いま、モーリーが考える3つのこと
みなさま、こんばんは、モーリーことモリモトケンタです。
今晩、タイトルのことをテーマにお話しさせていただく機会をありがたいことにいただいたことから、簡単にでもまとめておこうと久しぶりにブログを書いています。
そもそもどんな話をしたの?
- これまでの話とこれからの話。
- 特にどんなことを大切にしていきたいか。
- 何者として何に向き合っていきたいか。
今回はこんなことをお話しさせていただきました。
これまでのお話し
高校以降の流れをざっくりと話させていただきました。
高校は都立高校再編後に誕生した単位制総合学科の都立若葉総合高校の2期生として入学。新設校ゆえに、自分たちで決めることが多い環境で3年間過ごしました。
生徒会規約をほぼゼロベースで作ったり、手作り感満載の文化祭は今でも思い出深いです。
大学では群馬から東京へのキャンパス移転後の1期生として入学。
計7年間、比較的新たな取り組みを仕掛ける環境に身を置いていました。
その後、就職の際にはどういう訳だか、大企業的な組織に入社。
サラリーマンのイロハのごく一部を学ばせていただくも、くすぶらせていた気持ちから移住ドラフト会議に出てしまい、桜島ミュージアムからドラフト4位で指名。その1年後には鹿児島への移住と独立。
最終的には法人も立上げさせていただくことになりました。
住んでいる場所はどう変わってきたのか?
高校卒業までは、東京の府中市生まれ、特に田舎な八王子の山奥でほとんどを過ごしていました。
大学進学を機に都内のキラキラ感との距離が近くなり、就職とともに千葉県市川市で一人暮らしをスタート、後に鹿児島に移住するまでは4年ちょっと都心で一人暮らしをしていました。
今は、鹿児島市といういち地方都市の中でひとり暮らしをしています。
一方でこんな見方も
時によっては、こんな見方もできるんじゃないかと思っています。
新設校や変化の大きい状況から一転、安定的な環境に身を置いていましたが、果たして本当に確実な状況なのかと思うこともありました。
一方で、一見不安定そうに見える個人としての仕事も、本当に不確実なものなのか、様々な状況を経てきているからこそ、不安定な方が逆に安定している(上手く自分でバランスを取ることができる)のではないかなと最近は感じています。
これからのお話し
私事にはなりますが、7月24日に「一般社団法人森と暮らしの研究所」という法人を立上げました。
個人でのお仕事でもよかったのですが、お仕事の関係で法人が必要になってきていたということもあり、これを機に法人で引き受ける仕事も始めています。
そんな中で私が大切にしたいこと
私は、これまでに同級生が事故・自死で4人亡くなっています。
うち2人はとても親しくしていた人で、特に親しくしていた同級生が亡くなってから約10年が経ちますが、未だにどこか引きずっているのかもしれません。
そんな経験をしたからなのかもしれませんが、「心身ともに健康で幸福である」ことが何よりも大切なことだと、この1年を過ごす中で改めて気づかされました。
今、鹿児島を拠点に仕事をしているのは、私自身が「心身ともに健康で幸福でいられる」ひとつの選択肢として選んでいます。
私は地方創生や地域活性化を目的に地方での仕事を選んでいません。
少しでも健康であり、幸せに生きることができる選択肢として今を選んでいます。
実験してみたいこと
人間もひとつの動物と捉えたら、自然の中に存在する原理原則が当てはまるんじゃないかなと仮説を持っています。
例えば、一定面積で樹木が成長できる限界量がある程度一定になることを考えると、密度な過密なところ(都市部)で成長を望むよりも、より余白がある場所(地方)で成長を望む方がより多くの経験や多様な在り方を実践しやすいと考えています。
人の手を必要とせず樹木以外の生態系を育む天然林をいかに社会に実装していくことができるのか。更には、森林資源などに限らず、コトも含めた循環系が生まれることで少しでも未来の可能性を探れないかとも思っています。
結局、何者としてどう在りたいのか?
有難いことに短い期間ながらいろいろな経験をさせていただいた中で、他の誰かにはできないこと。自分だからこと活躍できる現場が何なのか、ここ1年で特に考えさせられました。
故に、自分は何者でありたいのか?という問いに対して、今の自分は、「裏方として役割を果たす。」ことに軸を置こうと決めました。
振り返ると、昨年秋に参加させていただいたコミュニティナースフェスティバルの中で、到底自分にはできないことにチャレンジしようとしている人達の勢いや考え方を肌で感じたところから少しずつ変化をし始めたんだなと思っています。
自分にはどうひっくり返ってもできないことを社会で増やそうと思うときに、自分が直接やらずとも、どうしてもやりたい人の背中を一つでも多く押していくことで状況は変えられるんじゃないかなと。
地域の課題を解決していくところから、立ち上がろうとする人の課題を解決する。
今はまだ数を増やせる状況ではないですが、自分なりの価値観を元にまずは一歩を進めていきます。
最後に
「今、自分が選んだ選択肢に全力で向き合うこと。」
だからこそこれまでお世話になってきた方々にできる精いっぱいの恩返しなんだなと思っています。
これまでにいただいたご縁はどれも大切なことで、どれも今に至るために必要だったこと。ただ在り方を定めたことで役割が変わってきてしまうことはどうしてもあることなんだと身をもって感じました。
そしてこれまでに恵まれた環境で暮らせること、仕事ができることは本当にありがたいことで、感謝でしかないなとつくづく実感しています。(本当にありがとうございます!!)
これからもどこで何があるかはわかりませんが、またご一緒させていただけることを楽しみに精進していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。