morilog

東京⇒鹿児島⇒鎌倉と移住した20代男子の日々の記憶や記録、気づきをつづるブログ。

法人化する意味を考えてみた

 

法人ってなんで存在するんでしょうね?

日々、個人事業でお仕事をしていると、法人で仕事をすることと個人で仕事をすることに違いがあるのか?そんなことに疑問を持つようになりました。

今月で個人事業の開業から1年が経ち、走りながら考えてみて見えてきたことをまとめてみたいと思います。

 

極めて一般論から離れることを承知で言葉にしてみたんですが、

  1. 事業の目的や意図を明確にすることができる
  2. (1.に加えて)社会に対してどう貢献をしたいかがわかりやすくなる
  3. 近いビジョン・ミッションを持った仲間を集うことができる
  4. 社会的な信頼と資金調達におけるアドバンテージがある
  5. 目的や意図が明確な法人が存在することで、プロジェクトに集まった個人事業主の集団ではできないことに取り組むことができる

 

もう少しまとめると、

「我々は、○○(提供するサービス)を持って、△△(課題やビジョン・ミッション)に貢献(挑戦)する。」

と、個人の人格に寄らず、わかりやすい御旗を掲げられるじゃないかなと思っています。

 

一般論以外でこの辺に法人化をする意味があるんじゃないかなと仮説を持っています。(前提として社会によさそうなことをするんじゃなくて、社会に本当に還元できることに時間を使っていきたいとも考えています。)

 

個人事業主1人でできることは、時間的にも金銭的にも本当に限りがあって、それを超えてやろうとするには、仕組みや工夫が必要になるんだなと思っています。

 

その為の仕組みや工夫の一つに、プロジェクトとしてのよりどころではなくて、確固たるビジョンとミッションを持った核としての法人があるのではないかなと感じています。

 

 

そもそも法人って?

kotobank.jp

 

コトバンクに載っている辞書から引用してみると、

自然人以外で権利能力を有するもの(民法33条以下)。その本質について,法人を自然人になぞらえたとする擬制説,社会的有機体とみる有機体説,法律による組織体とみる組織体説(後2者は実在説と呼ばれる)などがある。法人は法律の規定によってだけ成立する。法人の設立主義には,特許主義・許可主義・準則主義・自由設立主義がある。法人は,公法人・私法人,社団法人・財団法人,公益法人・営利法人・中間法人などに分類される。

出典 百科事典マイペディア

 

自然人以外のもので、法律上の権利義務の主体とされるもの。一定の目的のために結合した人の集団や財産について権利能力(法人格)が認められる。

出典 デジタル大辞泉

と、法律に定められているような言葉が出てきます。

(ちょっと難しい概念なのかなと感じてしまいますね。)

個人に紐づかない集団に対して権利の主体(人格)が認められる。といったところでしょうか。

 

起業における個人事業主と法人との違いは?

一般的に個人事業主の方が手間もお金もかからないといわれていますね。

 

個人事業主が事業を始めるときは、税務署に開業届+αの書類を提出するだけで手続きが済みますが、法人を作って事業を始めるとなると、登記などの手続きでそれなりの費用と手間がかかってきます。

 

合同会社であれば、約6万円、株式会社であれば、約20万円となっています。

 

www.freee.co.jp

 

法人化をする税務上のメリットは?

こちらも一般論で、売り上げが1000万円を超えてくる時が法人化するタイミングといわれています。このタイミングは消費税の課税対象事業者に対する2年間の免税措置のメリットを活かすことができることが背景の1つにあります。

 

www.freee.co.jp

 

ただ法人化に伴って、赤字決算だとしても、一定額の法人税が課税されることや、社会保険への加入義務、その他事務手続きの煩雑化などのデメリットもあるので、それなりの覚悟を問われてしまうのでは。。とも感じてしまいますね。

 

果たして、法人の意味はどこにあるのか?

極めてシンプルに考えれば、「メリット・デメリットに関わらず、自分が扱いたいテーマ(お題)を社会に対して提示して、それを何かしらの事業活動で貢献・解決したい覚悟があるかどうか」になるんだろうなと、今の段階の私は考えています。

 

またその覚悟は、

「我々は、○○(提供するサービス)を持って、△△(課題やビジョン・ミッション)に貢献(挑戦)する。」

ということがあっての話になるんじゃないかなと思います。

 

とはいえ、そんなに重たいものとして扱わなくてもいいのかなと思うと、少しだけ自信をもって旗を掲げられる人が増えてくると、ひとつの成熟形になるじゃないかとか、そんな人達が比率として多い町はきっと賑やかで話題にこと欠かないんだろうなとも感じています。

 

ノリと勢いで書いてみた記事なので、大したことないかもしれないですが、開業して何とか1年乗り越えたところの記録として残しておければと思います。

 

それでは、また気が向いたときにお会いしましょう。