もうすぐ1年。
まだ1年も経っていないの?と言われることが最近よくあります。
つい先日には鹿児島のとある商店街で空き店舗の調査をしていたら、家主さんから「初めて会った気がしないねぇ。」とホント始めましてなのにそんなことがあったり。
いよいよ移住から1年。2年目が始まろうとしています。
あまり公にはしていませんでしたが、今年の3月から仕事の領域が変わりました。
ひとつは移住のきっかけになった桜島ミュージアムさんのお仕事を卒業させていただいたこと。
同時にテンラボの一員として鹿児島県内の各地に関わり始めたこと。
そして、これからの地域社会で間違いなく必要になってくるであろう取り組みに挑戦している組織のバックオフィス支援を少しずつやっていこうと考えています。
年初からの3ヶ月は正直、しんどくかなり悩んでいた時期ではありました。
そんな悩みの中で見えてきたことがいくつかあります。
・限られたリソースだからこそ、本当に自分がそこに力を使いたいかどうか。
・個人の成果も大切だが、チームとしての成果にも意識があるか。
・どんな暮らしを自分はしたいのか。
・本質的なところから離れた仕事は極力したくない。
・願わくば、5年10年、いや、100年の森をつくるような目線で取り組みを重ねようとしている人達の力になりたい。
・どこまで行けるかわかないけど、今しかやれないと思えば後悔しない日々を過ごしたい。
そんな状況でしたが、誰よりも不確実な未来を選択していても、まだしばらくは鹿児島にお世話になってお仕事をさせてもらえると嬉しいなと思っています。
そしてあしもとでの仕事を大切にしつつも、自分にしかできない領域の仕事を場所問わず高めていくことにも挑戦しようと考えています。
「きっとこの取り組みは未来を変えていく。そう信じれるからこそ頑張れる。」
ある種の絶望から未来を望んでいるのかもしれませんが、平成に生まれ、育った世代からしたら、拡大し、充足する社会を知りません。
ただ縮み、落ちていく感覚しか持ち合わせていないことは、私たちより上の世代と感覚を分かち合うことには工夫が必要になるんじゃないかと思います。
各所で叫ばれる活性化という言葉は既に死んでいると思います。
いかにハードランディングを避けて、ソフトランディングとするか。
どうやったら納得して日々の暮らしを維持できるかを考えざるを得ない時代がそこまで来ていると思うと、過去に捉われた活性化はちょっとした麻薬に過ぎないと思います。
ちょっと刺激的な言葉が出てきてしまいましたが、今だからこそ何とか間に合うことが多いのかと思うと、今できることでしっかりと成果を出すことには注力したいなと。